治療
花粉の飛散が始まる数週間前から抗アレルギー剤の内服加療を投与します。
花粉症は早期の内服により、発症が抑えられるといわれていますが、内服で抑えられないときは、点鼻薬、点眼薬を追加し、漢方薬も併用します。
抗ヒスタミン剤にステロイドを配合した薬を内服することもあります。
その他、ネブライザー療法や、下鼻甲介切除術を行うことがあります。
また、最近は外来で行うことができるレーザー焼灼術が注目されています。
症状が軽い場合も薬との相性がありますので、自分に合った薬を探っていくことが必要です。
合う薬があれば、その薬をベースに服用します。
花粉症は症状が出なくなったからといって完治したわけではありません。
たまたま、花粉が少なかった、体調がよかったということもあります。
花粉症の治療の基本はひとつの方法だけで治すのではなく、症状が強い場合、いろいろな方法を組み合わせて併用すると効果的です。